言語表現試験では、立って話すか、座って話すかを自分で選択できます。
子ども達に見立ててイスに向かって、タイトルを伝えてから話し始めます。
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話の途中だとしても、3分間で終了となってしまいますので、注意してください。
目次
お話の原稿
選択した題材を、対象年齢の子どもが理解できる速さで話した時に、3分間で終わる分量になるような原稿を用意します。
早口で物語を読み切れば良いという事ではありません。適切な量にアレンジした原稿を用意することが重要です。
- 話すスピード
- 間の取り方
お話の仕方
子ども達が集中して聴くことができるように、イメージしながら楽しめるように、お話をすることが重要です。
- 声の大きさ、話し方
- 言葉での表現の方法
- 目線の配り方
表情
柔らかい表情で、優しく、緊張してこわばらないようにしましょう。
もし、お話を忘れてしまったら、即興で言葉をつないで、お話を途切れさせないようにしましょう。途中であきらめないで、最後まで行きつくことが重要です。
練習の進め方
- STEP
お話を選ぶ
課題4つから1つを選びます。
毎年1月中旬に「受験申請の手引き」が配布されるので、早めに選んで下準備を始めましょう。
- STEP
原稿を作る
絵本を用意して、表現など不適切な箇所がないかをチェックします。
絵本の挿絵を見せたり、身振り手振りでお話を表現することができません。耳だけで理解を促すことが求められます。
「こんなに大きなおむすび」を「お顔より大きなおむすび」と表現するなど、工夫が必要です。
同じタイトルの絵本を2,3冊用意してから原稿をつくると良いでしょう。
3分間になるように原稿を削っていきます。聴かせどころとなる山場を削らないように注意しましょう。
実際に声に出して原稿を読んで時間を測りましょう。
擬音や歌を繰り返し使って変化を出すと、子ども達も集中して聴いてくれるでしょう。
方言や昔の言葉遣いの表現を現代風にアレンジすることも、子ども達が場面を想像しやすくなります。
原稿を公開しているサイトがいくつかありますので、もし、原稿作りに悩んでしまった時には、きっと助けになります。
- STEP
お話の練習をする
話し方のポイントとしては、明るくはっきりとを心掛けることです。
声の強弱、速さ、高さを調整し、リズム、明暗、速さの変化を加えましょう。
ナレーションは、普通か高めに設定し、登場人物は、声の高さを変えてみましょう。
動きの速いものや小型のものは、声を高めに、動きの遅いものや大型のものは、声を低めに設定すると良いでしょう。
登場人物の数だけ、声の高さを用意する必要はなく、雰囲気を変えれば良いのですが、自分が混乱しないように、試験では、登場人物が少ないお話を選択することもコツです。
セリフの声の高さや言い回しが大げさにならないように注意しましょう。
感情を込めすぎて過剰な表現や声になってしまうと、お話ではなく劇になってしまいます。
声の強弱をつけて、遠くに話しかけるときは、大きな声、ナイショ話は小さな声でといった、状況を表現することも大切です。
場面転換などでは、間を活用し、一瞬の沈黙を持たせましょう。
また、実技の様子を音声や動画で配信しているサイトもあります。原稿(台本)と同様に、自分の動作(声の高低・速度など)の再確認や、自分に自信を持たせるためにも、参考に視聴することをおすすめします。
- STEP
暗記
原稿を見ながら何度も練習をしているうちに自然と覚えられると思います。
暗記の為の練習はしないようにしましょう。
焦らず、何度も繰り返し、練習を重ねましょう。
- STEP
試験を想定した総合的練習
少し広めの場所に椅子を用意し、椅子に座って(または、立ったまま)お話を始める練習をします。
子ども5,6人が座っている距離や幅を想定して、目線の配り方を考えます。
子供用の椅子に座った目線を想定しますので、目線は低くなります。
目線が一か所に集中していたり、目を配ることを意識しすぎて、キョロキョロしてしまうなど、不自然にならないように注意しましょう。
お話をしっかり暗記してから、総合的練習をすることが大切です。
鏡を見ながら話したり、練習の様子を録画したりして、客観的反省点を見つけましょう。