ユーキャンの保育士通信講座では、保育士試験で行われる筆記試験、実技試験の両方の対策を行なうことができます。
基本的な勉強の進め方としては、保育士試験の科目ごとに作られているテキストで勉強を進め、テキスト1冊終えるごとに添削課題に取り組む形です。
その他にも実技試験対策の教材や、過去問題集、ポイント集など保育士試験に必要な教材が揃っているため、この講座だけで試験内容をほとんどすべてを網羅することができます。
ここではユーキャンの保育士講座の講座内容やサポートなどを私の体験談をもとに記事にしていきます。
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さなえ
口コミも掲載しているよ~~!
\教育訓練給付制度対象講座です/
目次
ユーキャン保育士講座の基本情報
ユーキャンの保育士講座は1コースのみです。初学者の受講者を想定した内容になっているので、とても分かりやすいです。
受講費用
受講費用は「59,000円」です。
税込・送料も込みなので、これ以上費用が上乗せされることはありません。
こちらの講座は「教育訓練給付制度」対象の講座になりますので、雇用保険加入期間が満1年以上などの条件を満たせば最大20%が免除されます。
月3,980円で分割払いも可能なので、経済的に余裕の無い方でも無理なく受講できます。(15回払いの場合一括より700円高くなります)
受講期間の目安
標準学習期間は12ヵ月で設定されていますが、毎日1~2時間程度の勉強時間を確保できれば3~6ヵ月程度でこなせるでしょう。
返品制度がある
ユーキャンの講座では、教材が届いてから8日以内であれば返品可能ですので、自分がイメージしてた教材と全然違ってたら損するな~という心配もありません。
但し、返品する際の送料は負担になります。
公式サイト ユーキャンの保育士講座
ユーキャンの教材!教材を使った勉強法

- メインテキスト:9冊
- でる保育士
- 過去問題集
- ガイドブック
- 保育所保育指針
- 幼稚園教育要領
- 実技試験対策BOOK
- 実技試験対策CD・楽譜
- パーソナル添削セット一式
ユーキャンの教材は主教材のメインテキストと、副教材に分けられます。
副教材としては、過去問題集、保育所保育指針、幼稚園教育要領、ポイント集、そのタイミングにあった勉強のスケジュールなどがあります。
副教材ではメインテキストで行う学習と並行して、暗記や確認を進めることができます。
「メインテキスト」は勉強の要

ユーキャンの講座で勉強する際は、皆さんメインテキストを中心に勉強することになるでしょう。
試験科目の9科目がそれぞれ1冊にまとめられているものです。科目ごとに作られているため、好きな科目から取り組むことができます。 左右の注意書きも丁寧で、勉強しやすかったです。
過去問題集で3段階の分類分けをしたのち、要勉強の科目のメインテキストから入っていきます。
テキストでは重要な部分は赤の字でわかりやすく示されており、そこを中心に覚えていきました。
テキストの章ごとにおさらいの問題があり、そこで自分がどこまで覚えることができたかを確認できます。
さらに、一冊テキストを終えると添削課題に取り組みます。添削課題は採点後1~2週間で返送されるため、客観的に自分の弱点を把握することができます。
最後に索引があるので、気になった用語を索引で引いて確認することもしていました。
ただ、複数の科目で重複している用語や内容もありますので、その際は注意書きや索引から確認し、他の科目のテキストも併用しながら学習を進めていくと効果的だと思います。
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さなえ
科目ごとに冊子が分けられており、持ち運びしやすくスキマ時間にも活用しやすいのが良い点ですね。
「保育所保育指針」は使用頻度が高い
保育所保育指針については、メインテキストの次に使用頻度が高い教材になります。
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さなえ
特に「保育原理」などの法律、指針系が必要になってくる科目では確認が必須です。
注意すべき点は、乳児、幼児(年齢別)でどのように文言が変化していくのかを抑えておくことです。
入試でも必須の部分なので、保育所保育指針を読み込んだり、時にはマーカーで線を引いたりして、しっかり対策を進めていきましょう。
「ガイドブック」は現状把握に利用
ガイドブックは育所保育指針と併せて使用していきます。
念入りに見ていくというよりも、指針が改正された理由や保育の現状把握のために、情報収集をするつもりで見てきました。
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さなえ
新聞を読むような感じでサラッと目を通しておくと、どこかで役に立つという印象です。
「でる保育士」は直前対策で勉強する
でる保育士については、本番当日と前日くらいしか使用していません。
重要ポイントが凝縮されている分、細かいところが見落としがちになったり、単語の暗記中心になったりするからです。
科目の勉強をする際には、メインテキストで抑えていく方が良いと思います。
ただ、メインテキストで学習した後に用語の確認として使用するのであれば、意味ある学習にはなると思います。
「過去問題集」は最初に解いていく

過去問題集は、先ほども述べた通り、セットが届いてから最初に取り組む教材になります。
本番同様の形式ですので、本番に向けたモチベーションアップにも繋がると思います。
科目ごとに時間を計測しながら取り組み、採点して実際と同じ合格基準の6割を満たしているかを確認、復習するという形です。問題を覚えるくらいにやりこみました。
その一方で、やりこんでいくと6割正解を意識してどの範囲を強化していくか、逆に言えばどの範囲を諦めるか、なんて考えも出てくるようになります。
過去問題集をやりこむとわかるのですが、保育士試験には出題頻度が高い部分と、逆に出題頻度がものすごく低い部分があるためです。
全科目10割正解を目指すのはとても大変ですが、6割正解なら現実的だと考えると、勉強の仕方が変わりました。
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さなえ
とにかく過去問題集は、より試験を意識しながら行なうことが大切です。
「幼稚園教育要領」は参考程度に
保育士試験では欠かせない法令を確認を行なうことができますが私はあまり利用しませんでした。
ですが、近年は認定こども園が増加してきていることも踏まえ、保育園・幼稚園の両方で預かる可能性のある3歳~5歳児の部分を比較しながら見ておくと、試験の際にも関連付けて思い出せるのではないかと思います。
ただ、あくまで保育士試験ですので、余裕のある方、確認したい方のみ使用していただいたので大丈夫です。
「実技対策Book」でイメトレはバッチリ
1次試験の合格が分かった時点から使い始めました。
実技は、腕が試されるというよりも緊張にどう対処するかが勝負になってくるので、何度も読んでイメージトレーニングをしておくことが重要です。
二次試験はテキストだけでは雰囲気や実際の試験がわかりにくい科目なのですが、動画で試験内容や対策を見ることができとても重宝します。
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さなえ
実技試験で落とされることはあまり無いという話を多く耳にしますので、落ち着いて本番に備えて挑めば問題ありません。
「実技試験対策CD・楽譜」は楽譜のみ使用
私は楽譜のみ使用していました。
ピアノの練習ではCDではなく、インターネットで動画を検索して見ていました。指使いやリズムが目に見えて分かるので、動画での学習をお勧めします。
ピアノを選択された方は弾き歌いになりますので、楽譜を覚えるくらいまで弾き込むと、自信を持って本番に臨めると思います。
参考 保育士試験の実技対策
「パーソナル添削セット一式」は使わなかった
こちらは1度も使用しませんでした。
1次試験の問題は全て選択問題で、記述式の問題は1問もないので、添削する必要はあまり無いのではないかと個人的には思います。
ただ、定期的に進捗状況を確認する意味で使用するのは、効果的であると思います。
以上が教材を使ってみての感想となります。
ユーキャンのサポートについて
メインテキスト1冊終えると、添削課題に取り組み提出します。
解答用紙を付属の封筒に入れ自分で用意した切手を貼って郵送する形です。採点後1~2週間ほどで返送されるため、よく復習することで弱点を克服することができます。
また、受講生専用のインターネットサービス 「学びオンライン プラス」に登録すると、気軽に質問ができます。
テスト機能で実力の把握や法令がまとまっている資料集の確認などができます。スマホを活用することで時間と場所を選ばず気軽に勉強をすることができ、どんどん理解を深めることができ、とても便利です。
通信講座の試験勉強は、続かないかもしれないと不安もあるかもしれませんが、ユーキャンでは自分の学習に対する反応があり、通信講座特有の孤独感を薄めてくれます。
どんどん学習が進んでいくことでしょう。
ユーキャンを受講するメリット
保育士試験は言うまでもなく、保育士になるための試験です。
保育士が行なう保育は、その時の子育ての実情に応じて変化していくものであるため、時折法改正が行なわれ、保育に対する見直しが行なわれています。
そうなると、もちろん保育士試験の内容にも影響が出てくることになりますが、ユーキャンはそこにも対応しています。
法改正や試験内容の変更などに応じて追加教材などの送付があるのです。必死で勉強して覚えたことが、ひと昔まえのテキストだったため無駄だった、なんてことがないのは大きな魅力です。
ユーキャンを受講するデメリット
デメリットとしては、コースが一つしかないということです。
いわゆる総合講座しかなく、直前対策などピンポイントの講座がないのが残念ですね。
あとは通信講座全般に言えることですが、自分のやる気にかかっているということでしょうか。
学校に通っていれば、やる気がなくても周りの雰囲気で気持ちを切り替えることができるかもしれませんが、ユーキャンは通信講座のためそれはありません。
自分でやる気を奮い立たせるしかないのです。それでも、ユーキャンはサポート体制が整っているため、やる気を出しやすいものだと思います。
\教育訓練給付制度対象講座です/
ユーキャンの保育士講座を受講した方の口コミ
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なみっち
タイトルをタップ (クリック)したら口コミが見れるよ~

ユーキャンを受講してみて感じた最大のメリットは、安心感です。
ユーキャンの受講料は6万円ほどと、本屋に並んでいるテキストと比較すると、安くはありません。
しかし、誰もが名前を聞いたことのある大手企業であること、合格するためのノウハウを持っているだろうこと、試験に必要な学習範囲を網羅する教材が揃っていること、添削課題や質問に対して対応できるサポート体制は、独学では得ることはできません。
そんな安心感を得ながら、自宅で勉強を進めることができるのが、ユーキャンです。私も子育てをしながら受講しましたが、安心感の中、自分のペースで進めることができ、とても助かりました。
ユーキャン講座のメインテキストは、ユニットという名で項目が分かれています。また、1科目が12~15くらいのユニットで構成されています。従って、要勉強の科目であっても、1日1ユニットを学習していくことで1冊を半月程で終わらすことができるということです。
ただ、これだけでは、書店で購入できる教材との差別化にはあまりならないかもしれません。大事なのは、中身です。必要な部分が厳選されているだけでなく、他のユニットや科目との関連性、難しめの専門用語の解説といったように、全体の学習を進めていく上でのサポートも手厚いです。
キストが簡潔にまとめられていて、とても見やすかったです。
受験科目ごとに一冊のテキストになっているので、持ち運びがしやすく、仕事の休憩中や電車の移動などに勉強する時便利でした。
試験科目ごとに、これまでの出題傾向が書いてあるので、試験直前におさらいをする時に、出題率が高い分野(例えば、児童福祉法)を中心に見直すなど、試験対策がしやすいのもありがたかったです。
法律等については、全文が載った別冊があるために、テキスト内には、法令の抜粋は少ないと感じましたが、本屋さんで買える市販のテキストと比べると、とりわけ少ないわけではないことがわかりました。
市販のテキストで勉強していましたが、回りくどい言い方で分かりにくかったので、評判の良かったユーキャンの講座を受講しました。
重要ポイントが簡潔にまとめられていたので分かりやすく、科目ごとにテキストが分けられているので持ち運びにも便利でした。
質問してすぐに返信してもらえるので、1人で勉強するより心強かったです。
費用が安いのでユーキャンにしましたが、書店で売られているテキストとさほど変わりませんでした。