診療報酬請求事務能力認定試験の学科勉強法

診療報酬請求事務は、医療事務の中でも重要な業務の一つである、レセプト作成を主とする仕事です。

診療報酬請求事務従事者の実質的な人材の育成を目指して始まった資格が、診療報酬請求事務能力認定試験です。

この資格は人気なため、受験者も非常に多いですが、合格率は30%台と医療事務の資格の中でも最難関とされています。

試験は学科と実技に分かれており、学科はマークシート方式、実技では入院と外来のレセプト作成が出題されます。

ガッキー

ガッキー

ここでは筆記試験の勉強法について書いていきます。

診療報酬請求事務能力認定試験の時間配分【学科】

学科試験20問の出題範囲は下記のとおりです。

  • 問1~4:法律について
  • 問5~20:診療報酬点数の算定要件について

各問いに4つの文章があり、その文章の正誤を判断して解答します。

合格点数の明確な提示はありませんが、この試験は学科、実技ともに合格点があり、どちらも合格点に達していなければ不合格となります。

実技の入院・外来レセプトは、カルテの記載量が多く難解な病名が出題されるため、レセプト作成にとても時間がかかります。

そのため、試験合格にはレセプト作成が肝心だと思われる方がほとんどではないでしょうか。

私は学科こそ合格のカギを握っていると思います。なぜなら、レセプト作成に時間を取られ学科に費やせる時間が少ない中、合格点を取らなければいけないからです。

試験時間3時間のうち、平均的な時間配分は学科1時間、実技2時間が理想だといわれています。

学科の問題は20問ありますので、1問あたり3分で解かなければいけません。となると、各問いにある4つの文章のうち、1つの文章の正誤を調べる時間は1分もありません。

学科で不合格になる1番の理由は、問題の正誤を持ち込み資料から調べることに時間がかかり、制限時間内に全問回答できないためです。

私も試験本番で入院レセプト作成に想定より時間がかかってしまい、結局実技で合計2時間20分費やしてしまいました。

それでも合格できた理由は、残りの40分で学科を全問解答でき、合格点をとることができたためです。

学科の勉強で暗記しなければいけないことはほとんどありません。大切なのは、問題を早く解ける方法を知り、繰り返し練習して身に着けることです。

では、私がどのようにして学科を素早く正確に解けるようになったのか、実際に行っていた方法をご紹介します。

診療報酬請求事務能力認定試験の勉強法【学科】

私は以下の2点で時間短縮をはかりました。

問題を解く順番

限られた時間で効率的に解いていくために、私は問1~4を後回しにし、問5~20から解きました。

問1~4で問われる関係法規は、医療法、医師法、薬剤法、健康保険法、国民保健法です。

また、高齢者の医療に関する問題や療養担当規則も出題されます。

法律の問題は問われている内容がどの法律に該当するかがわかりにくいため、持ち込み資料から該当の記載を探すことに時間がかかります。

また、参考書などの資料は、診療報酬点数がメインに記載されているものがほとんどのため、法律の問題に該当する記載がない資料もあります。

そのため、問1~4は正誤判断に時間がかかるだけでなく、正解率が低くなってしまいます。

問5~20は、問われている算定条件が正しいかどうかを判断します。レセプトに記載していく項目(初診~入院)の順番で出題されます。

実技のレセプト作成をしていれば解ける問題もあり、レセプト作成の練習で診療報酬早見表から各項目の該当箇所を調べることは慣れているため、問1~4と比べて素早く回答できます。

以上の理由から、正解率の高い問5~20から解きました。

①②④から解いていく

学科の解答は下記の5つから選択するマークシート方式です。

  • a.①②
  • b.②③
  • c.①③④
  • d.すべて
  • e.④のみ

この選択肢を見ればお分かりかと思いますが、①~④すべての正誤が分からなくても、①と②または①と④の正誤が分かれば、ほとんどの問題が回答できます。

そのため、①②④のうち分かったものからa~eの選択肢を消去していくことで、効率的に解くことができました。

上記2点に加え、学科対策の資料作りも行いました。

先ほども述べたように、市販や通信講座の参考書には、法律に関する記載が少ないです。

そのため、問1~4対策として、通信講座の関係法規集に練習問題で出題された内容を書き加えていきました。

法律のみの資料を自分で作ることで、早引きしやすくなるだけでなく、出題内容の漏れをなくすよう工夫しました。

問5~20はすべて「〇〇(初診料など)は~算定できる/できない」という形式で出題されています。

「〇〇は」でどの項目について問われているのかを判断し、該当ページを開いて正誤を調べます。

調べる際は診療報酬点数表を使用するため、点数表の各項目と索引に付箋を貼ることで早引きしやすくなるよう工夫しました。

また、下記は一目でわかるよう点数表に書き加えました。

  • 外来管理加算が算定できる項目
  • 外来迅速検査加算が算定できる検査項目
  • 乳幼児加算、時間外加算の算定条件

資料作りと問題を解く工夫をしつつ、ひたすら練習問題や過去問題を数多くこなしていきました。

問題を解く際は、必ず制限時間を設定し、20問を制限時間内に解けるようになるまで繰り返し練習しました。

問題を多くこなすことで、医療や法律に関する専門用語が分かるようになってきたり、索引で調べる単語の選択も素早く正確になります。

その結果、何について問われているのかが明確になり、より一層早く解くことができるようになります。

また、1問あたりに費やす時間の感覚がつかめるため、分かる問題を先に解き、分からない問題は後回しにする判断が素早くできるようになりました。

学科は解き方を工夫し、繰り返し練習していなければ、全問解答に時間がかかりレセプト作成の足を引っ張ってしまいます。

余裕をもってレセプト作成できるように、学科の実力をつけておくことが肝心です。

資格取得には通信講座がお勧め

私が学科で合格点を取るために意識したポイントをご紹介しましたが、これらはすべて通信講座の講義でヒントをもらいました。

私が受講したのはヒューマンアカデミーの通信講座であるたのまなです。「たのまなの医療事務8講座を解説!e-ラーニングを受講した口コミ感想」で詳しい内容を書いているので勉強法と一緒に見て頂けると嬉しいです。

独学の最大のデメリットは、他の人の知恵を借りられないことだと思います。自分が問題を解きながら試行錯誤して力をつけていくしかありません。

通信講座にはテキストのほかに、試験直前対策セミナー動画の提供がありました。

その動画では、試験時間3時間の時間配分や、問題を解く順番、資料の作り方など試験に役立つ色々な紹介がありました。

この動画で紹介されていたすべてが自分に合っていたわけではありませんが、自己流で解いていた方法よりも良い方法を知ることができました。

この動画を見ながら解き方を工夫したことで、今までよりも解答時間を短縮することができました。おそらく、この動画を見なければ学科で合格点を取ることができなかったと思います。

また、通信講座のテキストには学科の問題集と関係法規集があり、市販の参考書と比較して学科対策が豊富です。

学科は解き方に慣れていなければ、制限時間内に問題を解き切ることはできません。

通信講座では、その点が考慮された教材が提供されていると感じました。診療報酬請求事務能力認定試験はレセプト作成の難易度が高いため、試験勉強も実技に時間をとられますが、通信講座のテキストを使って学科の勉強をすれば、効率的に学科の実力をつけることができると思います。

皆さんもサポート充実の通信講座を利用して、合格をめざしてはいかがでしょうか。

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