医療事務の通信講座を受講する際に必ず選択肢に挙がるのがヒューマンアカデミーの通信講座「たのまな」。
たのまなの特徴としては、e-ラーニングの充実さとテキストの見やすさにはなりますが、講座の種類がいっぱいあって自分にはどの講座が合っているのかいるのか分かりにくいですよね。
そんな方の為に、ここではたのまなの各講座の説明と、実際に医療事務講座を受講して見事2つの医療事務資格を取得した方の口コミ体験談、たのまなの特徴であるe-ラーニングの内容について記事にしていきますので、たのまなの医療事務講座を受講してみようか迷われている方は参考にしてみて下さい!
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ガッキー
この記事を見ればたのまなの医療事務講座を全て把握できると思います!!
目次
たのまなの医療事務8講座を比較

たのまなには8つの講座がありますが、まずはそれぞれの講座の特徴について簡単に書いていきます。(2020年6月4日現在)
講座名 | 目指せる資格 | 費用(税込) |
---|---|---|
①医療事務講座 | 医療保険士 2級医療秘書実務能力認定試験 医科2級医療事務実務能力認定試験 | 47,900円~ |
②医療事務総合講座 | 医療保険士 2級医療秘書実務能力認定試験 医科2級医療事務実務能力認定試験 医療事務OA実務能力認定試験 電子カルテオペレーション実務能力認定試験 | 112,000円~ |
③医療事務コンピューター講座 | 医療事務OA実務能力認定試験 | 38,700円 |
④医療事務+ コンピューターセット講座 | 医療保険士 医療事務OA実務能力認定試験 | 70,300円~ |
⑤医療事務+ 診療報酬請求事務能力認定試験 対策セット講座 | 医療保険士 2級医療秘書実務能力認定試験 医科2級医療事務実務能力認定試験 診療報酬請求事務能力認定試験 | 79,400円~ |
⑥診療報酬請求事務能力 認定試験対策講座 | 診療報酬請求事務能力認定試験 | 43,800円~ |
⑦電子カルテオペレーション講座 | 電子カルテオペレーション実務能力認定試験 | 51,900円 |
⑧DPC請求事務講座 | なし | 35,600円 |
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ガッキー
①②④⑤⑥はe-ラーニングに対応しています!
①医療事務講座

- 医療事務合格&就職サポートナビDVD
- メインテキスト3冊
- 副読本1冊
- 点数表、レセプト用紙
- 学習サポート資料編
- 医療関連法規抜粋
- 添削課題全6回
- DVD+eラーニングコース:54,000円
- e-ラーニングコース:50,900円
- DVDコース:47,900円
たのまなの医療事務講座の一番ベーシックなプランで、医療事務の実務経験はないけど基本的な知識を習得したい方にお勧めの講座です。
医療保険士資格と医療秘書実務能力認定試験に対応した教材で、基本的にメインテキスト3冊を中心に勉強していきます。
診療報酬請求点数早見表も付属しているので、現場でも活かせます。
②医療事務総合講座

- 医療事務合格&就職サポートナビDVD
- メインテキスト3冊、副読本1冊
- 点数表、レセプト用紙
- 学習サポート資料編
- 医療関連法規抜粋、レセコンCD-ROM
- 操作テキスト
- カルテ例題集・解答解説
- メインテキスト(電子カルテシステムの理解と演習)
- 電子カルテCD-ROM
- 添削課題全16回
- DVD+eラーニングコース:126,300円
- e-ラーニングコース:122,200円
- DVDコース:112,000円
①の内容に加えて、医療事務OA実務能力認定試験と電子カルテオペレーション実務能力認定試験に対応したテキストも付属されている講座になります。
どちらの資格もかなりマイナーな資格になるので無理して取得する必要はありませんが、電子カルテについては多くの病棟で利用しており、その深い知識を習得できます。
たのまなの医療事務講座の中で目指せる資格が一番多いので、医療事務資格のダブルライセンス・トリプルライセンスを目指したい方にお勧めのコースです。
③医療事務コンピューター講座

- CD-ROM
- 操作テキスト
- カルテ例題集・解答解説
- 添削課題
- 38,700円(1コースのみ)
医療事務OA実務能力認定試験に対応した講座になります。
現場の医事コンピュータソフトを教育用にアレンジした教材を使用しているので、カルテやレセプト作成のより実践的な知識を習得することができます。
こちらの講座を受講するには、医療事務講座修了または実務経験レベルが必要になりますので注意して下さい。
④医療事務+コンピューターセット講座

- 基礎テキスト2冊
- 問題集1冊
- 医療事務合格&就職サポートナビDVD
- からだのしくみ大全
- CD-ROM
- 操作テキスト
- カルテ例題集・解答解説
- 添削課題
- DVD+eラーニングコース:79,400円
- e-ラーニングコース:73,300円
- DVDコース:70,300円
こちらも③と同じく医療事務OA実務能力認定試験に対応した講座になりますが、テキストやDVD、e-ラーニングなどでより分かりやすく理解できる講座になります。
こちらは実務経験などの縛りがありませんので、実務経験はないけど実践的な知識を習得したい方にお勧めの講座です。
⑤医療事務+診療報酬請求事務能力認定試験対策セット講座

- 医療事務合格&就職サポートナビDVD
- メインテキスト3冊
- 副読本1冊
- 点数表・レセプト用紙
- 学習サポート資料編
- 医療関連法規抜粋
- 講座DVD2枚(診療報酬請求事務能力認定試験対策)
- メインテキスト3冊
- 添削課題全7回
- DVD+eラーニングコース:91,700円
- e-ラーニングコース:83,500円
- DVDコース:79,400円
①の医療事務講座に加えて診療報酬請求事務能力認定試験の対策もセットになった講座です。
診療報酬請求事務能力認定資格は医療事務の資格の中でもトップクラスに認知されている資格になりますので、医療事務の現場で働きたいのであれば取得しておいて損はありません。
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ガッキー
こちらの講座は受講したことがある方の口コミ体験談を下記で掲載しているので参考にして下さい!
⑥診療報酬請求事務能力認定試験対策講座

- 講座DVD2枚
- メインテキスト3冊
- 添削課題全1回
- 医科点数表
- DVD+eラーニングコース:56,000円
- e-ラーニングコース:47,900円
- DVDコース:43,800円
⑤の講座から診療報酬請求事務能力認定試験対策のみを抜粋した講座になります。
先ほども言いましたが、診療報酬請求事務能力認定資格は医療事務業界でかなり認知されている資格なので、取得しておけば就転職でも有利になります。
ある程度医療事務の知識があり診療報酬請求事務能力認定資格の取得目指している方にお勧めの講座です。
⑦電子カルテオペレーション講座

- メインテキスト(電子カルテシステムの理解と演習)
- CD-ROM
- 添削課題
- 51,900円(1コースのみ)
電子カルテオペレーションに特化した講座になります。
正直なところ、電子カルテオペレーション実務能力認定資格はマイナーになるので取得したからとって就転職で有利になることはあまりありませんが、独学では勉強が難しい電子カルテ操作の基本を習得できるので、実務経験はないけどパソコンの扱いに不安のある方にお勧めの講座です。
⑧DPC請求事務講座

- 35,600円(1コースのみ)
一部の医療機関で使用されているDPC請求事務の基礎知識を習得できる講座です。
DPC請求対象病院講座修了後に修了証書が貰えるので、DPC請求対象病院で働いている方や就転職を目指している方にお勧めの講座です。
たのまの医療事務講座を受講した体験談
⑥医療事務+診療報酬請求事務能力認定試験対策セット講座:91,700円

私が受講したのは、医療事務と診療報酬請求事務の2つの資格が取れるセットでした。テキストの他に、eラーニングで講義が受けられる、eラーニングコースを選択しました。
教材は、診療報酬点数早見表や教科書、問題集、マニュアルなど10冊くらいありました。
勉強の進め方が書いてある手順書も同梱されていましたので、まずはこれを読んで勉強を始めました。
初心者でも理解出来る分かりやすい教材ばかりでした。
もともとわかりやすくまとめてあったので、自分でまとめノートを作る必要がなかったです。
勉強の際は、頻出のポイントや、間違えやすいところなどをマーカーや付箋で印をつけて、早引き出来るように工夫しました。
たのまなの通信講座を利用した勉強法
医療事務は、教材をもとに勉強し、指定のところまで進んだら小テストを受けます。
解答用紙をたのまなに送ると、採点されて返ってきます。合格の場合は次へ進み、不合格の場合は再提出します。
小テストは5つくらいあり、全て終えると医療事務の在宅試験の受験資格がもらえました。合格すると、メールで合格連絡がもらえました。
診療報酬請求事務は、教材の中に問題集が数冊あり、それをひたすら何度も解きました。
確認テストがありましたが、自分の実力試しが目的のものなので、採点してもらうだけで再提出はありませんでした。
問題集は何度も繰り返し解けるように、問題をコピーして解いていました。
また、解答用紙(レセプト用紙)も数に限りがあり、追加購入をしたくなかったため、出来るだけノートに問題を解いていました。
確認テストを送ると、この講座は受講完了とみなされるようで、修了証書が送られてきました。
e-ラーニングについて
eラーニングでは、指定のURLから進んで、受講番号などを登録すると、講師によるテキストを使った授業と、試験対策の動画が見られました。
動画数は30以上あり、視聴速度も数段階選べました。私は基本的にはテキストだけで勉強しましたが、試験が近くなってからは、試験会場で使いやすい点数表の付箋の張り方や、時間内に解ける方法などを動画で見て対策しました。
このような試験対策は、独学だったら分からない事だったので、とても助かりました。
eラーニングだと、通勤時間を利用して勉強が出来るので、効率的だと感じました。
試験会場には、講座テキストのほとんどを持ち込みました。過去問題集を別で買っただけで、その他はすべて講座のテキストで試験に合格出来ました。
添削について
添削についてですが、小テストを送ると、1週間くらいで採点されて帰ってきました。
添削はとても丁寧で、何が違っていたか、どのように解けば良いのかの解説も書かれていて、復習しやすかったです。
自分の苦手分野も指摘してくれるので、試験に向けて計画的に勉強が出来ました。
赤ペン先生なので当たり前かもしれませんが、字がとても綺麗だったので、非常に読みやすかったです。
また、分からないことはメールで質問も出来ました。質問をしたその日中に回答を貰えるので、基本的には特に困ることはありませんでしたが、もどかしかった出来事はありました。
自分が知りたい情報がテキストのどこに書いてあるかわからなかったので、メールで質問したのですが、何度質問しても定型文のような返事しか返ってこないことがありました。
結局自力で見つけたので事なきを得ましたが、電話での質問は対応していないので、質問したい内容によっては、自分が欲しい答えが貰えないといった意思疎通の難しさがあるなと感じました。
就職支援サポートについて
就職支援サポートのサービスもありました。
講座申し込みの際に、電話でそのようなサービスがあることを教えていただきました。
申し込むと、定期的に就職に関する役立ち情報のメールが届きました。医療事務の試験に合格すると、担当者から連絡がきました。
連絡が来る前に、私は自分で転職先を決めてしまっていたので、結局このサービスは利用しませんでしたが、担当者が女性だったので、働く女性の悩みなども理解があるようでした。
その点では非常に心強いなと感じました。
受講して思ったこと
受講しての感想ですが、テキストや小テストなど、全体的に初心者でもわかりやすい教材で、しっかり結果を出せたので、大変満足です。
受験資格の期限があったり、期限が近づくとメールが来たりと、通信ですがメリハリを持って勉強できるような働きかけが多かったです。
追加購入の案内や他の講座などのセールスも一切なく、こちらの質問に対する回答しかやり取りがなかったので、ストレスなく勉強に集中出来ました。
通信講座の宿命なのかもしれませんが、分からない所がすぐに解決できないということが大変だなと感じました。
メールでその日中に回答はもらえますが、その間勉強がストップしてしまいますし、欲しい回答ではなかった場合、再度やりとりが必要になるので、イライラすることはありました。
やはりメールだけだと限界があるので、電話で質問ができると良いなと感じました。
他の通信講座を受講したことがないので比較は出来ませんが、たのまなを選んでよかったと感じています。