これから登録販売者試験にチャレンジする方にとってどれぐらいの方が受験していてどれぐらいの合格率なのかって気になりますよね。
特に合格率は試験の難易度を図る材料として最も分かりやすい数値になるので、受験勉強する前にある程度把握しておいた方がいいです。
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サッチー
今回は、登録販売者試験の合格率と受験者数、各都道府県別の合格率をまとめてみましたので、参考にしてください。
目次
全国の受験者数・合格率
時期 | 受験者数 | 合格率 |
---|---|---|
2018年 | – | – |
2017年 | 61,126人 | 43.5% |
2016年 | 53,346人 | 43.7% |
2015年 | 49,864人 | 45.9% |
2014年 | 31,362人 | 43.5% |
2013年 | 28,527人 | 46.9% |
受験者数は年々増加
2017年度試験の受験者数は約6万人です。
2015年度試験から受験資格が廃止になったことにより、2014年度に比べて受験者数が1.6倍も増えています。
その後も2016年、2017年と受験数が年々増加していることから今注目の資格であることは間違いありません。
合格率はほぼ一定
誰でも受験できることになり、薬学知識の無い受験者が増えるので自ずと合格率も下がるのかな~と思いましたが、意外にも合格率の変化はありませんね。
試験の難易度も年度によって大きな大差はありませんので、薬学未経験の受験者もキチンと対策をして試験に臨んでいる傾向が強いということが分かります。
受験する会場はどこでもOK
- 北海道・東北
- 関東
- 甲信越・北陸
- 東海
- 近畿
- 中国
- 四国
- 九州・沖縄
更に各都道府県でそれぞれ受験会場があり、受験者はどの会場でも受験することが可能です。
試験日が違えば併願も可能
各都道府県で受験日が異なりますので、試験日が違えば併願受験することも可能です。(同エリア内であれば同じ受験日になっていることが多いですが)
但し、試験間隔が「8月中旬~12月中旬」と狭いので、不合格だったから違う会場を受験するということはできません。
受験料も1万円以上と決して安くはありませんので、どうしても今年合格したい!とか経済的に余裕のある方以外は併願受験することは現実的ではありませんね。
都道府県により試験問題が異なる
登録販売者試験の一つの特徴として、都道府県(エリア)により試験問題が異なるということです。
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サッチー
どちらも2017年度試験の問題ですが、試験問題が異なることが分かります。
都道府県別の合格率
では、各都道府県により合格率がどれぐらい異なるのかを見ていきましょう。
合格率ベスト5【2018年度試験】
- 北海道:58.65%
- 宮城県:56.60%
- 福岡県:54.39%
- 山形県:52.79%
- 奈良県:51.70%
合格率ベスト5【2014年~18年度試験の平均】
- 北海道:58.92%
- 宮城:56.96%
- 岩手:56.14%
- 秋田:55.19%
- 山形:54.38%
合格率ワースト5【2018年度試験】
- 福井県:19.45%
- 岡山県:28.41%
- 鳥取県:28.51%
- 滋賀県:29.30%
- 島根県:30.57%
合格率ワースト5【2014年~18年度試験の平均】
- 鳥取県:28.59%
- 高知県:31.38%
- 島根県:32.03%
- 鹿児島県:33.32%
- 佐賀県:34.12%
地域 | 2018年度 | 過去5年平均 |
---|---|---|
北海道 | 58.65% (1位) | 58.92% (1位) |
青森 | 49.77% (10位) | 51.03% (10位) |
岩手 | 50.59% (7位) | 56.14% (3位) |
宮城 | 56.60% (2位) | 56.96% (2位) |
秋田 | 48.97% (11位) | 55.19% (4位) |
山形 | 52.79% (4位) | 54.38% (5位) |
福島 | 47.48% (14位) | 51.87% (8位) |
茨城 | 37.29% (26位) | 41.20% (18位) |
栃木 | 35.61% (33位) | 38.22% (30位) |
群馬 | 35.97% (32位) | 40.99% (19位) |
埼玉 | 31.98% (40位) | 34.21% (42位) |
千葉 | 36.04% (30位) | 36.12% (35位) |
東京 | 35.37% (35位) | 39.79% (25位) |
神奈川 | 39.42% (22位) | 40.76% (23位) |
新潟 | 41.76% (21位) | 39.98% (24位) |
富山 | 35.48% (34位) | 45.46% (16位) |
石川 | 34.61% (37位) | 43.13% (17位) |
福井 | 19.45% (47位) | 37.03% (32位) |
山梨 | 36.88% (28位) | 37.89% (31位) |
長野 | 37.51% (25位) | 38.22% (29位) |
岐阜 | 37.19% (27位) | 47.98% (14位) |
静岡 | 47.37% (15位) | 53.38% (6位) |
愛知 | 41.95% (20位) | 51.11% (9位) |
三重 | 44.19% (17位) | 50.21% (11位) |
滋賀 | 29.30% (44位) | 40.86% (21位) |
京都 | 38.55% (24位) | 46.50% (15位) |
大阪 | 48.38% (13位) | 49.32% (12位) |
兵庫 | 36.19% (29位) | 48.85% (13位) |
奈良 | 51.70% (5位) | 52.37% (7位) |
和歌山 | 30.85% (41位) | 40.78% (22位) |
鳥取 | 28.51% (45位) | 28.59% (47位) |
島根 | 30.57% (43位) | 32.03% (45位) |
岡山 | 28.41% (46位) | 34.71% (38位) |
広島 | 34.37% (38位) | 38.68% (28位) |
山口 | 30.58% (42位) | 34.43% (40位) |
徳島 | 32.49% (39位) | 36.74% (33位) |
香川 | 38.72% (23位) | 38.95% (27位) |
愛媛 | 35.98% (31位) | 34.55% (39位) |
高知 | 34.69% (36位) | 31.38% (46位) |
福岡 | 54.39% (3位) | 40.89% (20位) |
佐賀 | 51.56% (6位) | 34.12% (43位) |
長崎 | 49.80% (9位) | 35.03% (37位) |
熊本 | 50.52% (8位) | 36.55% (34位) |
大分 | 47.24% (16位) | 39.18% (26位) |
宮崎 | 48.54% (12位) | 34.30% (41位) |
鹿児島 | 42.52% (19位) | 33.32% (44位) |
沖縄 | 43.22% (18位) | 35.65% (36位) |
受験地によって受かりやすい県はあるのか?
皆さん気になるところですよね。
合格率だけ見れば、「北海道・東北」が高く「中国」「九州」が低い傾向にあります。
過去問を見ましたが、正直なところ難易度的にそんなに変わらないのでは・・・と思いますが、合格率が2018年度だけではなく過去5年の統計でも倍近く違うので、ただ単に個々の能力差という訳ではないのでは?とも思います。
厚生労働省が公表している「試験問題作成に関する手引き」は当然ながら全国で統一されているので、各都道府県(エリア)で極端に難易度が違うといったことはあり得ませんがね。
ちなみに2018年度試験の手引きは「こちら」です。
もし少しでも合格する確率をアップさせたいのであれば北海道・東北エリアで受験することを考えてみてはいかがでしょう。
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サッチー
福井の合格率が2018年度で19.45%とずば抜けて低いですが、その理由は不明です。
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登録販売者の勉強は独学でも可能ですが、通信講座を利用すれば手軽に効率よく学習することができます。通学に比べると料金も安いので経済的です。