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第3章「主な医薬品とその作用」の試験対策・ポイント

主な医薬品とその作用

全てを完璧に覚えようとしないこと!」それが3章です。

一番の山場はこの3章ですよね。私が使用した参考書でもこの章だけで250ページ以上・・・・膨大なページ数です。コツは完璧に覚えようとしないことです。

理由は簡単、3章は出題範囲が広く、全てを完璧に覚えていくことが現実的に困難だからです。1つの成分名に立ちどまってしまうと3章を終える事ができません。

まずは全体を見ていきましょう。そして繰り返すうちに、自然と身に付きます。ページ数に面食らうかもしれませんが大丈夫。

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サッチー

今からの勉強方法は私のやり方ですが、「よさそうな勉強法だ!」と思ってもらえたら幸いです。

最初にノートにまとめる

ノートにまとめる

まずは上の写真の様にノートにまとめながらテキストを読み進めます。綺麗なノートを作ろうとか思わなくていいです。自分が読めたらOKです。

私は漢方と生薬は飛ばしました。カタカナの成分だけを追っかけました。この段階で成分名を覚える必要は全くありません。

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サッチー

「一般医薬品とはこんな感じなのだな」「こんなに種類があるんだな」と思ってもらえたらOKです。

大きく分類分けされている働きごとに改めて勉強

ノートに分類

次は精神神経に作用する薬(解熱鎮痛・鎮咳去痰等)、呼吸器官に作用する薬等大きく分類分けされている順に改めて勉強、基本はノートにまとめるのではなく覚えにくい成分等を書き留めるレベルにします。

私は上の写真の様に殺虫剤の内容が苦手だったのでそこはもう一度詳しくまとめました。毎回ノートにまとめていたら時間がありません、そしてあまり覚えません。苦手なところは立ち止まり、得意なところはどんどん読み進めましょう。

小さき分類分けされている働きごとに勉強そして逆打ち!

例えば精神神経に作用する薬として解熱鎮痛剤薬、鎮咳去痰薬等がありますが、今度は解熱鎮痛剤の範囲だけという風に細かい範囲で勉強します。その際は読むだけです。

次は3章の最後、一般検査薬から逆打ちで勉強します。読んで読んで読みまくります。きちんと声にだしましょう。

もちろん時間が有り余っていれば、書いて覚えるという方法を取っても良いと思います。覚えにくい所は書く、頭で理解できている所は読む、メリハリをつけることをおすすめします。

問題集は勉強の後半で!PC・スマホを使って過去問を解く!

この合間に過去問を解きます。問題集も購入していましたが、実際に問題集を使用したのは勉強の後半でした。それまではPCで過去問を検索して解いていました。

3章は文章を読む→過去問を解く、これがどれだけできるかにかかっていると思います。

もちろん問題集で過去問を解くことも間違っていません。ですが、自分で答え合わせをして、場合によったら正しい答えを参考書で確認しなければなりません。これって非常に時間がかかるのです。

PCで過去問を解くと答えもだしてくれるし、解説もしてくれます。手を抜いているのではなく「効率化」です。PCの過去問は「登録販売者 過去問」とかで検索するとたくさん出てきます。

過去問で勉強する際の注意点

その際の注意点としてはきちんと解説をしてくれていること、あまりに古すぎる年代の過去問をとかないこと、可能なら全問を解くこともできるし1章~5章を分けて解くことができるそういったサイトを探すと便利です。

3章に関しては過去問を解くことが非常にプラスになりました。もちろん勉強がいきわたっていない部分は飛ばしてかまいません。参考書を読んでいるだけでは覚えることが難しいのですが、過去問を解くことできっちりと記憶に残っていくようです。

3章で覚えるべきこと・覚えなくていいこと

そして覚える部分としては、各成分の体への働き方はきっちり覚えることをおすすめしますが、成分そのものの名称については全てを暗記で言えるようになる必要はないと思いました。1個の成分を覚える為に必死にならないでください。

何度も読み返して過去問を解いていくと、自然と成分を覚えていきます。

例えば、ジクロルイソシアヌル酸、トリクロルイソシアヌル酸などの長い名称は言葉のイメージを結びつけました。上記の成分なら「なんだかヌルっとした成分名」=「これはプール等の大型設備の殺菌に使われる」こんな感じです。試験で成分を問われた際は、このヌルとした雰囲気の名称を探すのです。

なぜ、こういう覚え方で乗り切れるのか、それは過去問を解いてわかることなのですが、問題文は殺菌消毒に配合される成分で~、滋養強壮保健薬に配合される~などの書き方で始まることがほとんどであり、(今後も100%という保証はないですが)どの項目の問題がでるのかが絞れるのです。

例えば「プール等の殺菌で使用される成分は何か書きなさい」だと私は書けないと思います。だけど、問題文でどこの項目がでるかということが分かる事、尚且つ選択問題だとふんわりとしたイメージでも成分は選択できるのです。

今回受験するに至って何百問と過去問を解きましたが、成分名そのものをいじっている問題は記憶にありません。だから成分名を丸暗記することに必死になる必要はないのです。

試験に受かる為だけの勉強でOK

ここまでを読むと、「うかる事だけに照準を合わせてない?」って思う方もいると思いますが、答えは「イエス!」です。なぜここまで言い切るかというと、私の知り合いに登録販売者の方がいます。

現実を聞くと、試験で勉強した成分をそのままお客様に話すことはほとんどなく、商品の裏には成分も働きも注意点も書いてあることがほとんどであるということ、実践で働くと嫌でも成分は覚えるからと100個も200個も成分名を覚えることに苦労するくらいなら、効率よく勉強して、合格してそして、お客様に寄り添って薬を選んで差し上げられるコミュニケーションスキルを磨いた方がいいよとアドバイスをもらったからです。

漢方と生薬は特徴を掴む

漢方と生薬は特徴を掴む

少し脱線しました。漢方と生薬については上の写真の様に紙にそれぞれ書きだしました。たくさんの種類があってうんざりしますよね。

しかしながら生薬も漢方は読めば読むだけ、1個1個に特徴があります。名称と特徴を結び付けましょう。漢方も生薬も書きだすだけでなくノートを毎日読みました。

読み続けると少しずつ覚えていきます。全部を覚えることはできませんでしたが、覚えていた部分が試験に出ました。

そして3章を勉強していくと気づくと思いますが、漢方や生薬がメインとなっている医薬品の項目があります。

具体的には「小児の疳」・「強心薬」・「泌尿器用薬(尿路消毒・利尿など)」・「婦人薬」です。ここの関しては問われるとなったら漢方生薬がメインとなるので、まずはここから勉強することをおすすめします。

試験の割合としては圧倒的にカタカナ成分が出題されます。漢方・生薬に時間を取りすぎないように注意しましょう。

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サッチー

ちなみ私が受験したエリアでは漢方と生薬だけで構成された問題は3問でした。

散歩ついでにドラッグストアに寄ってみよう!

ある程度知識がついてきたら、近所のドラックストアに行きましょう。立ち入れるところに医薬品が販売されていたら、商品の箱の裏を見てください。

成分がびっしり書かれています。そこで自分の知識とすり合わせます。最初はあれ?これなんだっけ?となる成分もあるでしょう。その際はすぐさま携帯で成分を調べます。

これを繰り返し続けていくと箱の裏の成分の働きがばっちり説明できるようになります。実際に商品をみることで印象付けることができるのでオススメです。

店員さんに怪しまれない様に注意してくださいね(笑)私は知識が浅いうちに商品を見てしまって分からないことだらけで焦ったので、ある程度知識がついてからドラックストアに通いました。

問題集を使い始めたのはドラックストアに通いだした位からです。前年度の正式な過去問を解きました。間違うことも少なくなっていったのであまり時間はかかりません。「3章の清書」という位置づけで問題集を使いました。

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